足廻り・サスペンションのトラブル

suspension

サスペンションのトラブルの種類と症状

足廻りのトラブルは乗り心地に影響するものから、気づきにくいものまで様々な症状が発生します。
足廻りのトラブルは大きく次の4つに分けられます。

サスペンションの異音

サスペンションから鳴る異音にも様々な種類がありますので、次のように分けてみます。

「キュッキュッ」という高い音

タイヤがボディの内側に当たってしまい、摩擦音で発生している可能性があります。その他にブッシュが破れ、金属同士が接触してしまっている可能性もあります。

「ギシギシ」というきしみ音

ゴムブッシュが劣化し、金属同士が当たっている状態。もしくはボルトが緩み、ガタが出ている可能性が考えられます。

「ゴトゴト、ボコボコ」という突き上げ音

サスペンションのオイル抜け、ガス抜けが発生しているということが考えられます。「オーバーホール」という作業が必要になってきます。具体的に、サスペンションを分解し、中にあるシールというゴム製の部品を交換しないといけません。

足廻りから異臭がする

足廻りからの異臭の原因の一つに、ブレーキが焼き付くことが考えられます。
なぜ焼きつくのかというと、ブレーキの引きずりが考えられます。

これは、ブレーキキャリパー内のピストンの戻りが悪くなり、いつまでもブレーキがかかった状態となってしまいます。
そのまま走行すると摩擦で焼きつき、焦げたような異臭が発生します。放っておくとブレーキも効かなくなるため、直ちに停車してください。

ブーツ・ブッシュの亀裂

サスペンションのブーツは、ロッドのシールに埃や砂が入ることを防ぐものです。
しかしゴム製の部品のため、経年劣化や飛び石が当たることにより亀裂が生じてしまうことがあります。

放っておくと亀裂がどんどん大きくなり、やがてブーツが破れてしまいます。
ブーツが破れると内部に砂や埃が入り、内部のシールを傷つけてしまい、オイル漏れや作動不良の原因となることも…

エアサスペンションの不調

エアサスペンションは、文字通り「空気バネ」という意味で、エアの量を調整することにより任意で車高を調整することができる機構で、乗り心地を向上させることができます。

エアサスペンションの不調は、主にエアが抜けてしまい、車高が下がってしまうという事象が発生します。
ディーラーに見てもらうと、交換することになるかもしれませんが、エアサスペンションは1本20万円以上する大変高額な部品です。ですが、専門の修理業者だと修理で済ませることもできるかもしれないため、一度相談することをおすすめします。

足廻りのトラブルは乗り心地に影響するため
早期に対応しましょう

足廻りのトラブルは、発生するといきなり運転ができなくなるという問題は稀ですが、
そのまま放っておくとずっと本来の乗り心地が失われてしまうことになります。
少しでもおかしいと思ったら、すぐに専門店に相談しましょう。

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